回復力のある年代でも眼精疲労・視力低下になってしまう

40代からはじまる中近点調節機能の低下は50代に入るといっそう加速し、そこに長時間画面を凝視する作業が加わると、好機到来とばかり眼精疲労・視力低下が襲ってきます。

それゆえこの世代は自己防衛がいちばん必要な世代なのですが、組織的には中間管理層であり、同時にリストラ対象年齢層でもあるので、無理をしても出社するしかないのです。

ひるがえって、高校生から大学生にかけてはどうでしょうか。眼精疲労専門治療室への来院患者が増えています。二、三日の間隔を置いて定期的に通院する大学生もいます。

部屋を暗くし、手元にだけ蛍光灯をつけての受験勉強、読書量の急増などでこの世代はメガネ使用率が急に高まりますが、これは以前からあったことで、背景にはやはりパソコンの影響があります。

なにしろメールでの申し込み以外は入学願書を受けつけないという大学が増えている世の中です。

高校でもパソコン実習は必須科目化しつつあり、勉強や遊びの必須アイテムとして家にパソコンを装備する高校生が大変な勢いで増えています。

自分で買わなくても、もともと家にあるというケースも珍しくありません。
 「うちの子は学校から帰るなり真夜中までパソコンにしがみついて……」
 高校生のお母さんから、こんなボヤきを聞くこともあります。

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しかし、5時間も6時間も夢中で画面と向き合えば、いかに回復力のある年代でも眼精疲労・視力低下になってしまうのです。